初心者向けFXの考察 vol.3 ‐ リスクとスワップポイントについて

↳初心者向け

こんにちは。ジルです。

私はインフォプレナーとして活動する中で、アフィリエイトの他にもう一つの収入を稼いでいます。

それは外国為替証拠金取引による利益、つまりFXによる利益なわけですが、その成果がなかなか順調に行っていますので、当ブログでは今後ネットビジネス業界の考察のみならず、FXに対する様々な考察も行っていきたいと考えています。

FXに興味はあるけどよくわからない…。
FXやってみたいけど、始め方がわからない…。
FXやってるけど、全然儲からない…。

このような方たちに向け私なりの考察をお届けしたいと思いますので、何卒参考にしていただければと思います。

これまでのFX考察は以下からご覧ください。

※本記事に記載しているのは、あくまで私が行ってきたFX戦略の「一部」であり、「一つの考え方」になっていますので、あくまで参考のためにご参照ください。なお、当情報の影響で万が一あなたの投資活動で損害が発生したとしても、一切責任は負いかねることをご了承ください。。


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JillのFX考察

FXのリスクについて

取引を始める前に絶対に知りたい4つのリスク

多くの魅力的な特徴を持ち、よく開発された外国為替(FX)ですが、参加者が理解すべきリスクがあります。主なものは以下の4つです。
単価変動のリスク

外国為替証拠金取引は、元本または収益が保証された取引ではありません。

市場価格の変動に応じて、利益または損失を招きます。

また、高金利の通貨を購入し、低金利の通貨を売ることで、「スワップポイント」と呼ばれる金利差の調整分を受け取ることもできますが、このスワップポイントも金利市場の変動によって増えたり減ったりしますので、実際に金利差が逆転した場合は、こちらがスワップポイントを支払う必要があるのです。

このリスクを考える際に重要なのは、「レバレッジ」と「リスク」の関係です。

証拠金として資金を入金することで少量のお金で大きな取引を行えるのがFXの魅力ではあるものの、価格変動による差損益や、スワップポイントの受領による利益または損失は取引額が多いほど大きくなりますので、収益に対する期待とリスクも高くなるわけです。

たとえば、5万円を入金し、1ドル115円で1万ドル分のドル円の買い取引をしたとします。

この場合、前の5万円に対する取引金額の比率であるレバレッジは23倍になります。

そして、ドル円が1円下がって1ドル114円になったとすれば、このときの評価損は1円×1万円で1万円という事になります。

市場としては115円から114円へと0.87%しか減少していませんが、レバレッジが23倍になっていますので、当初の証拠金である5万円に対する評価損失は-20%にも上るのです。

これがもし5円(4.3%)下がっていた場合、証拠金である5万円の全額が失われます。

実際の取引で、取引業者が設定した最低ライン(例:10,000ドルあたり20,000円など)を下回った場合、強制的な決済を余儀なくされ損失が確定してしまいますので、3円以上レートが下がってしまった場合は取引を維持することができません。

その反対に利益が出るときは、円が5円上がると元の証拠金が2倍になりますので、ハイリスク、ハイリターンな取引であると言えます。

流動性リスク

流動性リスクとは、大きなニュースなどがあって外国為替市場全体の取引量が少なくなった場合、取引ができなくなるリスクのことです。

外国為替市場は1日200兆円を超える世界最大の市場であり、株式市場とは異なり安値や高値などのストップがないので、流動性リスクも株式市場に比べて低くなってはいるのですが、大きなニュースが出たその直後などは価格の変動が粗くなり、取引したい水準でうまく売買することができないというリスクもあります。

システムリスク

外国為替証拠金取引はほとんどの場合、インターネット接続を介してあなた自身のPCから行われます。

従ってパソコンやネットワークのトラブル、業者のサーバートラブルなどにより取引ができなくなる恐れがあります。

他にも、ご自身の誤操作により注文ミスの恐れがあります。

信用リスク

取引業者の財政状態の悪化、事業の停止、破産などのために取引が実行できない危険性があります。

FXは1998年に誕生しましたが、それ以来多くの財政的に脆弱な取引業者がありました。

いちおう2005年7月に改正された金融先物取引法の施行により、最低資本金5000万円や自己資本比率などが設定され、脆弱な財政状態の取引業者は除外されてはいるものの、銀行などと比較して財務基盤はまだ弱いのが実情なので、取引業者の破産といったリスクを考慮する必要があります。

ただ、最近では参加者からの預金を信託銀行に預け、会社の資金とは別に資金を管理し、破産時に顧客の資金を維持するシステムを採用する企業が増えていますので、そのような顧客保護スキームがより一般的になれば、信用リスクを軽減することができるでしょう。

スワップポイントの魅力と注意事項

売買する通貨の金利に注意を払う

FX(外国為替証拠金取引)の魅力とリスクを考える上でもう一つ重要なことがあります。

それが「スワップポイント」です。

スワップポイントというのは、取引を行った際の二つの通貨間の金利差のことです。

たとえば、ドル円を1ドル115円で10万ドル購入し、その買いポジションを翌営業日以降に持ち越したとしましょう。

購入した10万ドルに対しては、その分の金利収入が入ってきます。

しかし、10万ドルを買うために1150万円を取引業者から借りているので、この11150万円に対して1日分の利子を支払う必要があるのですが、実際には購入したドルの金利と借りている円の金利の差額分が交換されます。

これがスワップポイントというわけです。

この状態(ドル円の買いポジション)で、例えば円の金利が非常に低く、ドルの金利が高いとした場合、その差額分を毎日受け取れるという事になります。

しかし逆にドル円の売りポジションであった場合は、借りているドルに対して高い金利を支払い、購入した円の安い金利を受け取るという事になりますので、収支はマイナスになってしまうのです。

つまり取引する通貨ペアでは、高金利の通貨を購入し、低金利の通貨を販売すると、スワップポイントが毎日入金されるのに対し、高金利の通貨を販売し、低金利の通貨を購入すると、スワップポイントが毎日支払わなければならないという事です。

これらのスワップポイントの受け払いは、短期間の取引ではそれほど注意する必要はありませんが、長期にわたって自分のポジションを維持している場合には大きな影響があります。

ではポンドが高金利の通貨だと仮定し、ポンド円で1万ポンド買った場合のスワップポイントの受け取りは、1日当たり240円だと考えてみましょう。

この状態で1年間ポジションを維持すると、合計87,600円を受け取ることが出来ます。

この額は決して侮れない金額です。

「スワップポイント」は長期取引時に特別な注意が必要

しかしスワップポイントを検討するときは注意点があります。

まず、スワップポイントは最終的に通貨間の金利差によって発生しますので、どちらかの金利差が変わると、スワップポイントも変わるという事です。

現在ほとんど金利がない円でも、1990年代初頭のように、金利がドルよりも高い時代がありました。

もし現代でもそうなら、スワップポイントはドル円を買った場合に支払いになり、ドル円を売った場合に受け取りになります。

このような可能性を加味すれば、長期的にスワップポイントの利益率を期待して取引する場合、金利の水準の変化によって想定していた利益が得られないというリスクがあるのです。

二つ目はレバレッジの問題です。

スワップポイントは元の投資金額に関係なく、取引金額に基づいて計算されます。

例えば、5万円預けて1万ドルのドル円の買いポジションを持ち、1年間維持したとしましょう。

その時に受け取るスワップポイントは、金利水準が4月から変わらなかったとすると5万6210円で、スワップポイントだけで1年で資金が倍以上になる計算です。

しかし、これらの取引は大きなリスクを伴います。

5万円で1万ドルのポジションを持った場合、ポジションを強制的に終了させられるまでの猶予はたった3円しかありません。

年間20円近い値幅があることがふつうのドル円において、3円の余裕で1年間持ち続けることができる可能性は、残念ながら低いと言わざるをえません。

評価損失が増加した場合、資金を追加することでその危険を回避する考えもありますが、市場がどこまで進むかを予測することは非常に困難です。

例えば、1995年に1ドルが80円割れまでドル安が進んだ時のように、果たしてそこまで資金を追加する余裕があるのかという問題になります。

また、80円までドル安が進んだとして、それがそこで止まるという保証もありません。

基本的に、価格変動のリスクの方がスワップポイントからの利益を上回ります。

長期的にスワップポイントを狙う場合は、レバレッジをかなり低めにして、なおかつ十分な資金力が必要になるのです。


さて、本日はここまでです。
続きは次回にさせて頂きます。

最後になりますが、当ブログに関するお問い合わせは、サイドバーに設置したメールリンクからお願い致します。

必ず24時間以内に返信させて頂きますので、いつでもお気軽にどうぞ。

現役インフォプレナー「Jill」

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