こんにちは。現役インフォプレナーのジルです。
本日は富崎省吾によるフォレックス ブレイヴマンに対し、独自の視点で考察を発信していきたいと思います。
今後の参考にしていただければ幸いです。※商品ページ、および特商法は記事の最深部に掲載しています。
フォレックス ブレイヴマン 富崎省吾の評価
フォレックス ブレイヴマンの概要
さて本日は、富崎省吾のフォレックス ブレイヴマンについて触れていきます。
触れ込みとしては以下の通りですね。
以上です。
インフォトップから出ている新着のEA案件ですね。
EAのような自動売買系の案件はここ最近無料オファーを中心に軒を連ねていますが、それはインフォトプでも同様のようです。
このEAのロジック的には、東京市場仲値×ゴト一日を基準としたデイトレードシステムだとしており、マーケットの傾向に沿ってクロス円通貨を対象としたトレードを行うとしていました。
東京市場仲値およびゴト一日を基準ポイントとし、それ以前のタイミングで買いポジションを仕込む
2:買いポジションの決済&新規売り
基準ポイントで途転売買を行い売りポジションに入れ替える
3:売りポジションの決済
マーケットが落ち着いてきたところで売りポジションの決済を行う
トレードプランとしては以上ですね。
そのうえで、フォレックス ブレイヴマンの優位性は以下のように記載されています。
・狭いストップロスを実現
デイトレードという時間軸のEAでありながら、本EAの損失トレードの平均はわずか「20pips」です。また、固定のSL(ストップロス)も初期値を「40pips」としており、他のEAにはない、狭いSLを実現しています。・資金効率の良い低ドローダウンシステム
本EAの過去10年間における最大ドローダウンは「0.1Lot(1万通貨)」の運用につき、わずか「36,000円」です。仮に初期資金を100万円とした場合、最大ドローダウンが初期資金の4%にも満たない低ドローダウンシステムとなります。・驚異のリカバリーファクター
リカバリーファクターとは、リスクに対してどの程度のリターンが期待できるかを示す指標で、リスクリターン率とも呼ばれます。「リカバリーファクター = 純益 ÷ 最大ドローダウン」の計算式で算出します。単純にこの数値が高ければ高いほど、ドローダウンからのリカバリー期間が短くなります。一般的にこの数値が「10」を越えていれば優秀なEAと言われますが、本EAのリカバリーファクターは驚異の「21」となり、いかに優秀なEAかが伺えるかと思います。・テクニカル分析を一切行わない別次元のシステム
本EAはテクニカル分析を一切行いません。「東京市場仲値」および「ゴト―日」を基準としたポイントに対して、どのタイミングでポジションを保有し、どのタイミングでポジションを閉じるのが効率的であるかのみを追求しています。
以上ですね。
上記4つが本EAの優位性だとしていました。
ちなみに運用資金は最低10万円からでOKとのこと。
トレードロジックにはナンピンとマーチンは採用していないということも記載されています。
まーこれらがフォレックス ブレイヴマンの特徴なわけですが、肝心の収益性については以下のように謳われていました。
計測期間 : 2010年1月~2020年10月
対象通貨ペア : EUR/JPY
取引回数 : 1560
勝率 : 57.76%
ロット設定 : 0.5Lot(5万通貨)固定
損益(円) : +3,920,510円
だそうです。
まーぱっと見はそこそこ優秀なEAに映ると思います。
決して勝率は高くはないものの、損益だけを見ればしっかりとプラスになっていますから。
しかし、私から言わせれば「そのデータって本物なの?」と感じざるを得ないんですよね。
というのは、一応主要システムデータとして損益グラフが掲載されているものの、それだけでは実際の実績だと判断することができませんし、ちょっと気になる記載もあるからです。
それにスペックについてもちょっと問題ありかなと…。
本日はそれらについて触れていきましょう。
実績とスペックについての疑問
まず私が言いたいのが、LPに記載されている損益データ。
↓↓
一応「実績」として掲載されているデータではあるのですが、こうした損益を盲目的に信用するのはお勧めできません。
これはEA業界じゃもはや常識といっていいことなのですが、上記画像のようなフォワード結果あるいはバックテストの結果というのはいくらでも改ざんできてしまうからです。
といいますのもEAを組み込むトレードツールMT4には「最適化」というツールがあるからですね。
この最適化というのは、指定期間中に最高のパフォーマンスを出させるために各パラメータを最適化するツールです。
つまり「過去の相場に合わせてこのようなパラメータであったならこのような優秀な成績が出せる」といったツールになっているわけです。
従って、あくまで「過去」の相場に基づきパラメータ変更をした運用結果でしかない可能性がありますので、こうした損益グラフを盲目的に信用するのは危険だと言わざるを得ません。
それが証拠に…とまでは言いませんが、LPには以下のような記載がありました。
個別の取引履歴は今回のロジックの肝となりますので、伏せさせていただきます。
…正直、うまいこと言って逃げてるな~と感じました。
取引履歴を一切加工することなく掲載するならば信用性も上がるところを、このような形で公開しないとは…。
そもそも実際の取引履歴なんて無いのではないか?少なくとも+3,920,510円を上げた過去のトレード履歴は無いのではないか?と疑ってしまいますよね。
このことから、フォレックス ブレイヴマンの収益性および実績には疑問を感じざるを得ません。
ありもしない実績を掲載している可能性があるという事です。
安易に信用するのは危険だと言えるでしょう。
また、EAのスペックについても疑問というか、物足りなさを感じてしまいますね。
フォレックス ブレイヴマンのスペックは以下の通り。
まー他のスペックは端折りますが、トレードに関するスペックとしては上記です。
これ、機能的ちょっとにどうなの?と感じてしまいませんか?
なにせ対応している通貨ペアがユーロ円しかありませんからね。
さすがに少なすぎる感が否めません。
といいますのも、例えば様々な通貨ペアに対応している場合、参入しやすい(利益を取りに行きやすい)相場を柔軟に選ぶことが出来きますが、それに対し一つの通貨ペアにしか対応していない場合は、相場によってはエントリーすらできない可能性が高いからです。
もしユーロ円相場がフォレックスブレイヴマンのロジック的にエントリーチャンスが無いと判断したのなら、そもそもトレード自体が行われません。
それってEAとしてどうなの?って話です。
それにトレードタイプもデイトレのみとなっています。
これもちょっと手法的に幅が狭すぎだと感じます。
なぜなら相場によって一泊二日~中期のスイングトレードに切り替えたほうが圧倒的に利幅が多く取れる局面なんていくらでもあるからですよ。
機会損失を取ってまでわざわざ早期決済をする理由が分かりません。
どういう理屈でデイトレオンリーにしているのか疑問ですね。
しかも驚いたのは、最大ポジション数1という点…。
保有できるポジションがたったの1つしかないんですよ??
さすがにこれは戦略的に頂けないと思います。
なにせ相場によって買いと売り同時に攻められる局面なんて無数にありますからね。
その中で買いか売り、どちらかでしかポジションを保有できないとなれば、本来取れるはずであった利益をみすみす逃してしまうことに繋がります。
そう、先ほどいった機会損失というやつです。
それにポジションを保有している中で「あっ、今だったら買い足したほうが良いな」と思ったとしても、すでに保有しているポジションを決済しないと新たにエントリーすることもできない…。
だって最大ポジション数がたったの1ですから…。
なんか自分で自分の首を絞めている印象がありますね。
本当にこのようなスペックで+3,920,510もの利益を取ったのでしょうか?
にわかには信じがたいところです。
正直、私なら使いたいと思いませんね。
まー私はすでに様々な通貨ペアに対応し、トレードスタイルの幅も広く、保有ポジションの制限が無いうえで優秀な成績を収めてくれているEAを使っていますので、わざわざスペックダウンしているEAを使いたいとは思いませんが。。
あなたはそれでも使いたいと思いますか?
フォレックス ブレイヴマン 富崎省吾まとめ
さて、本日は富崎省吾氏のフォレックス ブレイヴマンについて触れたわけですが、上記の理由から私的に利用はお勧めできません。
中でもスペック的に戴けませんよね。
どうせ使うならもっと自由度の高いEAを選ぶべきですよ。
今後もご注意を!
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現役インフォプレナー「Jill」
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