FXの考察 vol.21 ‐ 三角持合いを狙ったデイトレ手法

↳実践的な考察

こんにちは。現役インフォプレナーのジルです。

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三角持合いを狙ったデイトレ手法

三角持合いを確認する

さてここでは、三角持合いを狙ったデイトレ手法をお伝えしていきます。

三角持合いとは、相場の上昇・下落の値幅が徐々に狭まっていき、チャートの形が三角形のようになる状態を指します。

このチャートの形状は日足、分足でよく観測されるもので、多くの投資家もこの三角持合いを狙ってトレードを仕掛けています。

つまり三角持合いは市場から常に意識されている形状なわけですが、本日は三角持合いからブレイクアウトを狙った手法を解説していきます。

使用するテクニカル指標は特にありません。

使うのはトレンドラインとローソクのみとなりますので、初心者でも比較的簡単に実践することが可能になります。

ただこの手法は、荒れ相場で実践することは難しいと言えます。

というのも、荒れ相場では三角持合いがそもそも形成されない傾向にあるためです。

従って比較的安定した相場、かつ緩やかに相場が動いている通貨ペアが望ましいと言えます。

それでは早速ですが、まずは分足(5~30分)を見て三角持合いが形成されている(されそうな)タイミングを見つけましょう。

典型的な三角持合いが形成されています。

三角持合いは最終的に上か下へ相場が放たれる(ブレイクアウトする)傾向にありますので(上放れ、下放れ)、ここではどちらかに放たれるのをジッと待ちます。※デイトレに焦りは禁物!

ちなみに上放れの場合は買いでエントリーし、下放れの場合は売りでエントリーするつもりで「その時」を待ちましょう。

上か下に放たれた次のローソクで仕掛ける

三角持合いが徐々に収束していき、ローソクは上値抵抗線を突き抜けて上昇し始めました。

この時、ダマしの可能性も考慮してしっかりと終値をつけるまでエントリーをしてはしません。

決してフライングはしないでください。

焦る気持ちを抑えながらきちんと終値を確認して、しっかりとブレイクアウトするまでジッと待つのです。

その後ブレイクアウトしたローソクはそのまま陽線で終値を付け、続いて陰線が出現しました。

このタイミングがエントリーポイントです。

そして、エントリーしたらすかさず損切りレベルを決めましょう。

今回の場合は、エントリーしたローソクから垂直にぶち当たる、三角持合いの上値抵抗線を割ったあたりで良いでしょう。

損切りレベルを決めたら、その後は相場を見ながら利食いポイントを見極めていきます。

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現役インフォプレナー「Jill」の考察

利食いポイントを見極める

エントリーが完了して損切りレベルを決めたあと、相場は徐々に上昇を開始しました。

三角持合いから放たれた相場は、基本的にその方向へ「ある一定期間」伸びていく傾向にあります。

そして相場は上げ下げを繰り返しながら上昇あるいは下落しますので、今回のケースでも一時的な売り圧による陰線、つまり押し目が形成されました。

このポイントで利食いまたは損切りを入れるトレーダーが出たという事になります。

ですがここではまだ利益が少ないので利食いはせず、損切りレベルにも達していないので、決済しないでこのまま相場が動くのをジッと待ちましょう。

そこからは少し揉み合い、少しずつですが相場は上昇トレンドを形成していきます。

上昇トレンドがある程度形成され始めたら、そのトレンドの底値と底値をラインで結んで支持線を引きます(抵抗線も引いてチャネルを表示させてもOK)。

この支持線を割った時が利食いポイントとなります。

現状は順調に支持線上で相場が動いていますので、利食いするのはまだ先になります。

その後も順調に上げ相場は続き、含み益はなかなか大きくなりました。

ただ、上記のチャートを見れば分かるように、直近のローソクは陰線の割合が多くなってきています。

高値で実体の短い陰線が3つ続き、一つ小さな陽線を挟んだあと、またさらに陰線が3つ続きました。

最新のローソクに至っては、実体がかなり長い大陰線が形成されています。

この現状から、市場は「ここが天井」だと判断して、本格的に利益を確定し始めた可能性が高いと考えられます。

しかしここでは、「トレンドの抵抗線を割ったら利食いする」というルールを決めていますし、このまま上昇トレンドが続く可能性も否定できませんので、まだ決済はしません。

次のローソクが終値を付けるまでジッと待ちましょう。

ですが先ほどの大陰線の後に続き、またもや陰線が出現してそのまま終値を付けてしまいました。

やはり先ほどの高値がこの上昇トレンドの天井だったと考えられますね。

同時に、終値が予め決めた利食いポイントに達していますので、今回はここで決済を入れます。

結果的に得られた利幅は以下の通りになりました。

以上が、三角持合いを狙ったデイトレ手法の基本的な流れになります。

ちなみに、利食いを入れる一歩手前でデッドクロスが形成されていますので、そこで利食いを入れるのもアリと言えばアリなのですが、上昇トレンドの中ばの移動平均線を見てもらえば分かるように、デッドクロスは過去に1度出現しています。

しかしデッドクロス後も相場は上昇していますので、デッドクロスが出たからと言ってすぐに利食いするのはあまりお勧めしません。

何故なら、また再度デッドクロス後に上昇する可能性も捨てきれないからです。

従ってデッドクロスなどのような売りサインが出たとしても、一度決めた利食いの条件に達していないなら決済をするべきではありません。

自分で決めたルールは最後まで忠実に実行することをオススメします。

まとめ

三角持合いは、市場が、つまり多くのトレーダーが注目している値動きです。

なので相場が三角持合いから放たれた際は格好の稼ぎ時だと言えます。

しかし、だからと言って冷静さを失ってはいけません。

含み益が出ている時、初心者はとくにアドレナリンが出すぎて興奮してしまう傾向にありますので、正常な判断が出来なくなっていしまうからです。

従って「常に冷静に」を心がけ、焦らずに損切りレベルと利食いポイントをしっかりと見極めて実践しましょう。

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現役インフォプレナー「Jill」の考察

さて、本日はここまでです。
続きは次回にさせて頂きます。

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現役インフォプレナー「Jill」

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