こんにちは。現役インフォプレナーのジルです。
これまでのFX考察は以下からご覧ください。
※本記事に記載しているのは、あくまで私が行ってきたFX戦略の「一部」であり、「一つの考え方」になっていますので、あくまで参考のためにご参照ください。なお、当情報の影響で万が一あなたの投資活動で損害が発生したとしても、一切責任は負いかねることをご了承ください。
FXで勝つ人・負ける人のマインド
ロスカットの直後に戻る理由
多くの人が同様の行動をとる
為替市場の相場は大多数の参加者によって形成されていますので、必然的に参加者たちの感情を反映しているものです。
市場は一方向で動いているわけではありません。
たとえ自分の予測した通りの方向に動いたとしても、必然的にどこかで動きが止まったり、予測とは逆の動きをしたりします。
というのは、市場参加者は自分と同じレベルで利確を入れようとしているからです。
また、市場が自分の予測した方向と逆の動きをして損失が大きくなる時は、多くの人が依然として同じレベルで損切りを行っているわけです。
だからこそ相場は必然的にそこで動きが止まったり、押し戻されたりしているのです。
ただ、市場の動きは川の流れに似ており、一時的に止めようとしても大きな資金の流れがあると、やがて流れに沿って再び動き始めます。
その一時的な流れの変わる時というのは利食いや損切りなどの動きが入る時で、人の心理が大きく作用していることが多く、それをマーケットが騙していると受け止めてしまいます。
注意するべきストップロスハンターとは?
特に短期的な動きでは、投機筋がロスカットレベルを見つけると、それを確実に行うため一時的に大量のお金を費やす傾向があります。
これが「ストップロスハンター」と呼ばれるものですが、最終的に彼らは利確を入れ始めますので、ロスカットを行ったあと再び元のレベルに戻ることになります。
こうした状況(相場の動き)でやむを得ず損切りを出した人は、結果的に市場にだまされたと思う事でしょう。
しかし、これらの動きは投機筋によるものだけではありません。
相場が上がると思う人は買い、下がると思う人は売ってきます。
結局、利確を出す人と損切りを出す人の為替レベルは同じになる傾向があるのですが、その売り買いの衝突のすえ最終的に相場は損切りが先行することが多いです。
それは、相場に対する人の恐怖心が強く影響するからです。
このメカニズムを念頭に置いて市場の心理を読むことができれば、市場にだまされにくくなるでしょう。
欲と恐怖のコントロール
前項では、多くの騙しは市場参加者の恐怖心によって引き起こされると書きました。
市場では、より恐怖心が強い人はより長く生き残ると言われています。
しかし、あまりに恐怖心が強すぎてしまうと損切りしか行うことが出来ず、その後も損失は続き、結果的に市場から撤退せざるを得ない状況になりかねません。
市場に参加して取引を行う目的はもちろんのこと利益を上げることであり、これ以外で市場へ参加している人、あるいは欲のない参加者など一人も居ないのです。
従って恐怖心と同時に欲を持つ事も大切なわけですが、ただ欲も強すぎてしまうと、返って損失を拡大させてしまう可能性が非常に高くなります。
稼ぐためにはこの欲をうまくコントロールし、恐怖心と欲のバランスを調整する必要があるのです。
欲と恐怖心は表裏一体
相場が期待通り動いてくれると欲が膨らんでくる一方で、一時的に止まった場合や押し戻された場合は恐怖心が沸き起こり、早めに利確を入れたくなるものです。
これ自体は理に適っています。
ただし、利確を入れた後、上げ止まらずにそこから再び上昇した場合、同じポジションを再度持つことは心理的になかなか出来ません。
このような経験を持つ人は多いのではないでしょうか。
欲の強い人は押し戻されても利食いをせずに待ったり、あるいはそのレベルで更にポジションを積み増したりしてしまいます。
このような人は、前者の人よりも利益を拡大できる代わりに、損失も膨らむ可能性があります。
この違いは、最初のポジションを持つ段階で決まっているものです。
最初からポジションを100%持たずに少し余裕を持ってマーケットに入ることで、押し戻されたとしてもある程度のレベルまで耐えることができるようになります。
少し我慢して騙しを減らす
これは損切りの時も同じです。
マーケットが自分の思惑とは反対に動きだした時には、更に損失が拡大するという恐怖心から損切りを行いますが、損切りの後に最初の自分の予想の方向に動き出すということもよくあります。
欲が強ければ損失が大きくなった時に更にポジションを増やそうとするため、利益を大きくすることができます。
しかし、状況次第ではその後も同じようにポジションを増やし過ぎて、更に損失が拡大してしまうということもあります。
損切りのレベルを遠くに置くにはそれなりの信念を持って行うものですが、それにはポジションを通常よりも少なく持つことで耐えるようにします。
こうすることで、欲と恐怖のバランスをうまくコントロールして、騙しの動きをできるだけ回避することができるようになります。
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運を呼ぶために恐怖心を克服するべき理由
優秀な為替ディーラーに共通するのは、恐怖心を克服する点にあると思います。
上昇が続き、天井近いという時などにポジションを持つのは、強い恐怖心に襲われます。
しかし、そのような状況では自分だけではなく、誰もが同様の恐怖心を感じている時でもあります。
そこで相場に入ることができるかどうかは、それまでのその人の恐怖心との戦いの数が問われることになります。
何度も恐怖心と闘ってきたことで、ほんの少し人よりも耐えられるようになります。
チャレンジなしには利益は生まれないとすれば、恐怖感の少ないところには儲けもまた少ないといっても良いくらいです。
もちろん、ストレスはかなりかかり、損失もある程度は覚悟します。
何度もチャレンジすることで恐怖心にも少しずつ慣れていくものです。
ただし、間違ったチャレンジを繰り返していては寧ろマイナスです。
例えば、損切りの後に意地だけで再度同じポジションを持ってチャレンジしても、既に相場の流れが変わってしまっていては損失が拡大するだけです。
一度冷静になり一体何を間違えたのかを見極めて、それを修正した上で再度チャレンジすることで学習していきます。
一旦損切りをしたとしても、自分の考えが間違っていないと思えば再度同じポジションでチャレンジします。
大きな試練を乗り越えるには、意地とか見栄とかではなく信念が必要だと思います。
必ず最後には勝つという揺るぎない信念です。
欲を出すのは悪いことではない
私が思う優秀なディーラーというのは、人よりも少し我慢の限界や、欲の強さが大きいということです。
恐怖心と欲とは表裏一体であり、ストレスに慣れて我慢するということは勝利に近づくものであるということです。
日々の努力で運は呼べるのか?
どんな相場でも「運」というものが大なり小なりかかわってくるものです。
例えば、たまたまドル円を買った途端に介入が入り、大儲けしたという人は運が良かったと言えます。
しかし、それは運だけではなく、過去の経験というものがあってこそその運を導いたとも言えます。
また、この運が1回限りでその後損失が上回るということもあります。
本当の運とはその後も何度も訪れるもので、運は尽きないというのが私の考えです。
相場の流れの背景を読み尽くしているとすれば、その時の相場がどう動くか頭のどこかで予想していることになります。
一時的に反対の動きになったとしても最終的に思った方向に動き始めるだろうという信念があれば、恐怖心にも打ち勝つことができます。
確かに運というものはあります。
例えば、毎日デイトレードをしているにもかかわらず、たまたまその日に居なくてチャンスを逃したとすれば、運の悪さと言えるかもしれません。
しかし、それでも毎日デイトレードをしている人にはその場に居合わせる確率は高く、いずれはまたチャンスに巡り合える可能性が高いと言えます。
また、重要な情報も常に色々な人とのコミュニケーションなどを大切にしていれば、真っ先に入る可能性が高まります。
運はある程度まで呼び込むことができるということです。
それには、毎日の努力が必要です。
ただ、運をうまく呼び込むことができたとしても、それを確実に収益に結びつけなくてはなりません。
例えば、リーマンショックの時にクロス円が大暴落した際に、もしチャンスとみて買いで攻めてしまえば、寧ろ大きな損失を招いたことでしょう。
そこですぐに切ることができるかは恐怖心の強さによります。
そこから売りに転じるのは欲の強さによります。
その判断が運を呼び入れることにつながるものかもしれません。
運と実力を兼ね備えてこそ、チャンスをものにすることができます。
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さて、本日はここまでです。
続きは次回にさせて頂きます。
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現役インフォプレナー「Jill」
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