こんにちは。ジルです。
私はインフォプレナーとして活動する中で、アフィリエイトの他にもう一つの収入を稼いでいます。
それは外国為替証拠金取引による利益、つまりFXによる利益なわけですが、その成果がなかなか順調に行っていますので、当ブログでは今後ネットビジネス業界の考察のみならず、FXに対する様々な考察も行っていきたいと考えています。
FXやってみたいけど、始め方がわからない…。
FXやってるけど、全然儲からない…。
このような方たちに向け私なりの考察をお届けしたいと思いますので、何卒参考にしていただければと思います。
これまでのFX考察は以下からご覧ください。
※本記事に記載しているのは、あくまで私が行ってきたFX戦略の「一部」であり、「一つの考え方」になっていますので、あくまで参考のためにご参照ください。なお、当情報の影響で万が一あなたの投資活動で損害が発生したとしても、一切責任は負いかねることをご了承ください。。
時間別・季節別の外国為替市場の特徴について学ぶ
時間帯による取引量の差とは?
FXはさまざまな参加者がそれぞれの理由で取引を行っているため、「時間別」による要因や「季節別」の要因が影響して取引量に差が生まれることがあります。
これらの要因を知ることで、上昇するか下降するか50%の確率をほんの少しだけ高めることができます。
本記事ではそれらの要因を解説しますが、まずは時間帯別の取引量の特徴から確認しましょう。
東京(日本)の夕方と深夜にかけてが最も取引量が多い
市場の原点である銀行間取引を見ると、24時間眠らない外国為替市場といえども取引時間によって取引量にはかなりの違いがあります。
最も多い取引時間帯は、ロンドン時間と呼ばれる東京の夕方から深夜にかけてです。
何故ならこの時間帯は、ロンドンを含むヨーロッパ各地の銀行が活発に取引を行っているからです。
東京、香港、シンガポールなどの国の銀行からのディーラーも居ますし、早朝のニューヨークの銀行も一緒に加わります。
その結果、アジア、ヨーロッパ、アメリカのすべてのディーラーが一箇所に集まることになりますので、取引量はそれに比例して増加するのです。
さらに、欧米の通貨当局からのコメントや経済指標など、市場を動かす材料の大部分はこの時間帯に集中していますし、ヘッジファンドなどの大口注文もこのような流動性の高い時間帯をターゲットにしているため、最も動きが出やすい時間帯と言えます。
東京の早朝は最も取引量が少ない
逆にもっとも取引量が少ないのは、東京の早朝の時間帯になっています。
この時間帯は帰宅の早いニューヨーカーがすでに家に帰っており、東京のトレーダーも本格的に参加する直前になっているからです。
従って、オーストラリアやニュージーランドなどのオセアニア系のトレーダーが取引の中心になっています。
とはいえ絶対数は少ないため、基本的に目立った動きはありませんが、大量の注文が入り市場が必要以上に動くことがまれにありますので、ここは不安定なタイムゾーンと言えるでしょう。
1日でキーポイントとなる時間帯は?
取引量が多い、または少ないというタイムゾーンに加えて、1日の中にはキーポイントとなる時間帯があります。
以下からはその時間を要約していきます。
東京時間 午前9時55分
まずは午前9時55分です。
この時間、東京の銀行の「中値(セントラルレート)」が発表される時間です。※仲値というのは、銀行の窓口で両替する際に基準となる為替レートです。
この仲値は、海外旅行のために現金またはトラベラーズチェックを必要とする個人だけでなく、外貨預金、外貨建債券、さらには小規模の貿易決済にも使用されます。
金額が大きい傾向にある企業の決済に関して、常態的に為替が発生する輸出入業者などは仲値ではなく、その時々のレートを使うことが一般的です。
一方、商品の購入などのために一時的に決済するような企業は仲値で決済されることが多く、基本的にドル買い円売りの方向性が高まります。
また、個人の海外旅行や外貨預金などは需要的にドルを買う方向にいる人が多いので、基本的に仲値はドル買い円売りとなります。
特に、いわゆるゴトウ日(5、10)や月末は、企業の決済日になりやすい日となっていますので、大量のドルを買いが行われる可能性があったりと、ドルが購入されやすいタイムゾーンになっています。
東京時間 午後3時
次のキーポイントとなる時間帯は午後3時です。
この時間はオプション取引の「東京カット」という行使期限の時間になっており、その日の東京市場での行使期限が消えてしまうので、それまでの動きが完全に変わる可能性があります。
このオプションは多岐に渡りますので、一言で説明するのは難しいのですが、たとえば期限までに120円を付けなければ利益がもらえ、逆に付いてしまうとその権利がなくなるというオプションがあります。
現在のレートが119円の範囲にあると仮定すると、このオプションを持っている参加者は何とか付けないように119円90~99銭の水準でドル売り注文を入れてきます。
しかし、午後3時以降はオプション自体が消えますので、そのような動きも出てこないものです。
従って今まであった売り注文は一気に失われ、そればかりか売った分を買い戻す動きが出てきますので一気に上昇する可能性が高いと言えます。
東京時間 午後9時30分
続いてキーポイントとなる時間帯は午後9時30分です(米国が冬時間採用時は午後0時半)。
この時間帯は米国の主要経済指標が発表される時間帯です。
市場の注目度の高い米国の雇用統計や貿易収支などは、それまでの市場の動きを一変させることもあるので要注意です。
東京時間 午後11時
さらに重要な時間帯は、午後11時(米国が冬時間採用時は午前0時)です。
この時間はオプション取引の「ニューヨークカット」と呼ばれており、ほとんどのオプション取引は午後3時か午後1時のいずれかを選択して期限が決められます。
特徴は先ほどの午後3時と同じですが、ニューヨークカットの取引は東京カットよりもオプション取引量が多くなる傾向がありますので、より注意が必要です。
東京時間 午前0時
最後に重要な時間帯は、午前0時(ロンドンの冬時間を使うときは午前1時)です。
これはロンドンフィックス(仲値)とも呼ばれ、投信を設定する際の参照レートとしてよく使用されます。
クロス円が多用されているとも言われており、まれにドル円やクロス円などがこの時間帯と一緒に買われることもあります。
各国の為替市場時間
季節別の外国為替市場の特徴
年間を通して見ると、取引には月ごとに特徴がある
たとえば、日本では3月末に決算を行う会社が多く、ヨーロッパやアメリカでは12月に大半の企業がクリスマス休暇を必ずとるなど、年間を通して見たときにさまざまな特徴があります。
この影響から外国為替市場も季節ごとに同様の動きが見られますので、以下からはこれら「季節別」の特徴を具体的に見ていきます。
2月~3月
この時期は円買い注文が大幅に増加する傾向にあります。
これは、日本企業が3月末の会計年度末までに外貨を円に戻すこと(リパトリ)に取り組んでいるためです。
リパトリ
リパトリとは、「リパトリエーション」の略で、外国に投資されていた資金を本国に還流させること。 具体的には、金融機関などが自国に資金を戻すため海外資産を売却することや、企業が海外の子会社などに保有している資金を本国に環流することを指す。
また、2月には外貨建債券の利子が支払われます。
外貨建ての債券には、四半期ごとに利息が支払われることが多く、クーポンは2月と5月、そして8月と11月にそれぞれクーポンが支払われます。
そしてこのクーポン利益の円への換算もあるので、円買い注文が際立つようになるのです。
4月~5月
会計年度終了後の4月からは、企業の新規取引や新規事業が目立ち始めます。
年ごとの状況によって変わりますが、機関投資家などからの外債投資も活発になると予想されるため、ドル買いの材料が激化する月となると言われています。
ゴールデンウィークのドル買い注文が増えているのもこの月の特徴です。
8月
この月は日本のお盆休みの時期で、アメリカやヨーロッパのディーラーも夏休みを取って参加者数は少なくなる傾向になっていますし、「夏枯れ相場」という動きが少ない状況が続いているケースが多くあります。
11月
2月とは異なり、欧米企業が外資を自国に返還する(レパトリを行う)動きが顕著になり始めます。
多くの欧米企業は2月に会計年度が終了することが多く、11月下旬頃のクリスマス前に会計作業を完了するため、この月にレパトリを行う傾向があります。
12月
8月よりもさらに市場参加者数が減少します。
クリスマス休暇を取っている市場参加者もたくさんいますし、銀行の陣容もかなり手薄になります。
また、企業は年度末にかけての大規模な損益変動を嫌うため取引を控える傾向があり、基本的に市場は停滞すると言われています。
季節別の外国為替市場の特徴まとめ
このように季節ごとの動きを知っていれば、売買のタイミングを読むことができます。
さて、本日はここまでです。
続きは次回にさせて頂きます。
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現役インフォプレナー「Jill」
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