初心者向けFXの考察 vol.10 ‐ 各国の通貨それぞれの特徴って?

↳初心者向け

こんにちは。ジルです。

私はインフォプレナーとして活動する中で、アフィリエイトの他にもう一つの収入を稼いでいます。

それは外国為替証拠金取引による利益、つまりFXによる利益なわけですが、その成果がなかなか順調に行っていますので、当ブログでは今後ネットビジネス業界の考察のみならず、FXに対する様々な考察も行っていきたいと考えています。

FXに興味はあるけどよくわからない…。
FXやってみたいけど、始め方がわからない…。
FXやってるけど、全然儲からない…。

このような方たちに向け私なりの考察をお届けしたいと思いますので、何卒参考にしていただければと思います。

これまでのFX考察は以下からご覧ください。

※本記事に記載しているのは、あくまで私が行ってきたFX戦略の「一部」であり、「一つの考え方」になっていますので、あくまで参考のためにご参照ください。なお、当情報の影響で万が一あなたの投資活動で損害が発生したとしても、一切責任は負いかねることをご了承ください。。

各国通貨それぞれの特徴

各通貨の特徴を知り稼げるポイントを把握しよう

FX(外国為替証拠金取引)を開始する際に最も重要なことは、ピックアップする通貨ペアだということは過去にお伝えしました。それを踏まえて、ここでは世界の主要通貨の特徴をまとめていきます。

米ドル:USD

「ドル」という単位は複数の国で流通している通貨になりますが、一般的に「ドル」という表記は米ドルのことを指しています。

ドルは世界で最も取引量の多い通貨であり、世界の為替取引の90%近くがドルに関係していると言われています。

インターバンク(銀行間)市場では、ドル以外の通貨ペアの取引が非常に少ないあまり、たとえばポンド円の取引をする場合、ポンドドルとドル円の二つの通貨を組み合わせて、ポンド円の水準を計算するぐらいです。

世界中の貿易取引においても、その支払い(決済)はドルで行われていることがほとんどです。

また、世界中の中央銀行が外貨準備を保有する場合もほとんどがドルとなっていることから、「米ドル(USD)」という通貨は世界経済の中心にあると言えます。

ちなみにこのようなドルの働きは「基軸通貨」と呼ばれています。

したがって市場の注目度も必然的に米国に集まっており、米国の経済指標や要人のコメントも世界市場全体に影響を与え、大統領選挙などがある場合は一気に白熱するのが実情です。

2004年下半期には、米国の双子の赤字に対する懸念から「ドル売り」が世界規模で発生したり、そして2005年の米国の継続的な金利の上昇により、年間を通じてドル高が進行するなど、外国為替市場に大きなトレンドを生み出すような材料はアメリカ合衆国から発せられているケースが大半です。

ユーロ:EUR

世界経済の中心であるドルに対して、唯一の代替的な働きをしているのがユーロです。

西欧諸国(西ヨーロッパ)のほぼ全域という巨大な経済圏を背景に、ドルに次ぐ取引量を持つこのユーロは安定的な流動性をもたらしています。

2001年9月11日の同時多発テロ以来、これまで米国という一つの国のみに依存していた決済や外貨準備のような主要通貨の役割は、リスク回避という目的で分散化に向けた働きが世界中で強化されてきました。

その結果、ドルの代替として中心的な働きを示しているのがユーロなのです。

ユーロ加盟国の中央銀行は、主にブンデスバンク(Bundesbank:ドイツの中央銀行)において、インフレへの迅速な対応(インフレファイター)で知られており、ユーロ自体も物価安定への期待が強力であることから、ユーロ保持に対する安心感とユーロの価値を高めています。

要人発言や経済指標は、ユーロ全体のものに加えて、域内最大の経済大国であるドイツの指標や発言の影響力が強くなっています。

円:JPY

円は、ドルとユーロに続く世界第3位の取引量がある通貨です。

円はいわゆるゼロ金利政策を続けていたこともあり、外貨建て預金や外貨建て債券への投資では金利差を狙った投資が活発に行われ、投資資金面では円売り外貨買いを行いたいという要望が高いのが特徴です。

※注意
現状はマイナス金利政策ではありますが、金融機関が預けている約380兆円のうち30兆円ほどがマイナス0・1%となり、200兆円ほどには0・1%の利子がつきますので、平均すればゼロ金利に近い。

しかし貿易に関しては輸入よりも輸出が多いため、ドル売りが行われやすい状態になっています。

投資側にはかなり動きの波がありますが、産業構造に大きな変化がない限り貿易側に急激な変化はないので、断続的な円買い圧力は常に残っているのです。

また、世界経済が活況を呈すると日本の輸出にとって非常に都合がいいことから、「好調な世界経済=円買い」の材料になっているとも言えます。

日本の中央銀行である日本銀行は、他の先進国の中央銀行よりも外国為替市場へ積極的に介入していることで知られていますので、急激な円高、円安局面では、活発に介入を行ってくる可能性があります。

英ポンド:GBP

ポンドは円に匹敵する取引シェアを持っています。

第二次世界大戦直後、ポンドはドルと並んで世界の主要通貨としての地位を誇っていましたが、その後、英国経済の停滞により衰退しました。

しかし、ポンドはまだ世界で4番目に大きい取引高を誇っていて、ポンドの特徴は何と言ってもその値動きの激しさです。

その背景には、一時的に一方向に偏っている投機的取引が大部分を占めることにあると考えられています。

先進国の間では金利が高いことが知られており、また金利面からグローバルファンドが集まりやすい(世界の資金が集まりやすい)ことも特徴です。

1992年のポンド危機により、ユーロ統合の準備段階であるERM(ヨーロッパの為替レートメカニズム)を去ることを余儀なくされ、結果的にはユーロには参加しなかったものの、今でもまだ時折話題に上ることがありますので、将来的なユーロへの参加はポンドに関する大きな注目点です。

他にも、避難通貨としての特徴が強い「スイスフラン」、高金利通貨として人気のある「オーストラリアドル」、米国との強い結びつきを持つ「カナダドル」、中国経済の発展に伴ってたびたび注目される「中国人民元」などもあります。

その他の注目の通貨

オーストラリアドル:AUD

先進国の間でかなり高い金利水準にある。
原油や貴金属市場の動きに比較的影響されやすい。

ニュージーランドドル:NZD

オーストラリアドルの動きをたどる傾向がある。
流通量が少ないので、事件があれば簡単に値が崩れる

カナダドル:CAD

地政学的関係が影響して、アメリカの経済動向の影響を受けやすい。
原油市場の動きと連動性が高い。

スイスフラン:CHF

緊急時の避難先通貨になっている。
政策金利の低さが世界トップクラス。

中国人民元:CNY/RMB

しばしばアジアの通貨に影響を与える。


さて、本日はここまでです。
続きは次回にさせて頂きます。

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現役インフォプレナー「Jill」

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