初心者向けFXの考察 vol.20 ‐ FXで儲ける9つのコツ PART.1

↳初心者向け

こんにちは。現役インフォプレナーのジルです。

これまでのFX考察は以下からご覧ください。

FXの考察一覧
当ブログではネットビジネス業界の考察のみならず、FXに対する様々な考察も行っています。FXに興味はあるけどよくわからない、始め方がわからない、全然儲からない。このような方たちにこそ参考にしていただければと思います。

※本記事に記載しているのは、あくまで私が行ってきたFX戦略の「一部」であり、「一つの考え方」になっていますので、あくまで参考のためにご参照ください。なお、当情報の影響で万が一あなたの投資活動で損害が発生したとしても、一切責任は負いかねることをご了承ください。。

FXで儲ける9つのコツ PART.1

1:「マネーマネジメント」を徹底するコツ

損失が予想範囲内であれば「負け」ではない

前回までの「初心者向けFXの考察」では、「FX(外国為替証拠金取引)とは」などの基本から、「市場および通貨特性からの外国為替に関する知識」、および「ファンダメンタル、テクニカル両面からの相場分析方法」までを解説してきました。

利益を継続的に向上させるためには、もちろん、そのような知識と分析スキルを高めることは非常に重要です。

ただそれだけでなく、別の「リスクを適切に抑えるための意識」も必要になってきます。

従って本記事では、「実際の相場でお金を稼ぐにはどうすればいいのか?」、そして、「そのために必要なリスクの管理方法」を具体的に見ていきます。

FXに限らずあらゆる投資ビジネスには、「どのような方法でも稼げればそれで良い」という考え方があります。

たとえばコインを投げ、表と裏で売買を決定する場合でも、運が良ければお金を稼ぐことができるでしょう。

しかしこのような方法では、継続的に利益を上げることなど不可能です。

また、テクニカル分析などの能力が上がって、たとえ10件の取引のうち9件が成功したとしても、残り1回の取引ですべての利益を溶かすようでは意味がありません。

だからといって損失が出た際にすぐさま損切りをしていては、勝率自体がそもそも上がらないでしょう。

さらに、自分の資金のすべてを取引に回すと、評価損に耐えるだけの余力を失いますし、安全に取引しすぎると、資金効率が低下します。

これらのことから最終的に利益を残すためには、目標とする利益に対しての適切なリスクを取り、損失を制限しながら総利益を上げるという資金管理の戦略が必要になるのです。

こういった資金管理は「マネーマネジメント」と呼ばれています。

とはいえ、すべての人に適した理想的なマネーマネジメントの方法はありません。

トレーダーによって目標額と許容可能なリスクは異なっているからです。

したがって、それぞれの状況に応じて最も適切な資金管理を探す必要があります。

そこでまず第一に、目標とリスクに対する覚悟をきちんと行っておくことが重要です。

取引を行い、どれだけの利益を期待するのかは人によって様々だからです。

また、人によって取引に費やすことができる時間と金額も異なります。

これらの違いで、取るべき適切なリスク、ならびに取引方法や期間なども変わってきますので、FXを行うとき、最終的にどのような利益を目指すのかという長期目標を設定し、そのためにどの程度の損失まで許せるのかというリスク許容度を設定することが重要です。

また、全体的な目標とリスクを確認することにより、各取引の期待収益と最大損失をどの程度見積もればいいのかなどもわかってきます。

それに合わせて、投資期間や投資するべき金額も決まってきます。

全体的な目標を設定し、それを達成するための取引戦略を検討することにより、個々の取引方針も決まってくるのです。

そして全体的な目標を意識し、それに従った取引を実行することによって、1度の取引ですべてが失われることを回避できます。

評価損を確定したい人なんていませんが、相場価格が常に予想通りに動くとは限らず、取引を続けるにつれて予想と全く逆の方向に動くということは必ずあるのです。

そうした際に、全体的な目標と許容できるリスクを知っていれば、各取引の損失を確定した後でも、回復するチャンスがたくさんあることを理解できます。

また、全体的な目標とリスクを認識することで、億劫になることなく取引を促進する(後押しする)ことができます。

というのも、ポジションを取るということは、負けるリスクを取ることも意味します。

たとえば利益がでているときは良いのですが、損失が出続けているときは、どうしても取引に対して慎重になってしまうのが人間の性です。

そうなると、さらなる損失を恐れてポジションを取ることにためらいがちで、本来なら利益を上げていた局面だったところを勝ち損ねたり(機会損失)、あるいは売買するタイミングを見誤り負けてしまうことがよくあるのです。

もちろん、損失の理由が分析の欠如か取引手法そのものである場合、一度休憩を取ることも戦略の一部ですが(休むのも相場)、相場には「絶対」という概念がない限り、取引がうまくいかないことはよくあります。

そういう時こそ、全体的な目標とリスクを意識し、損失が予想の範囲内に収まっていることを確認すれば、過度に慎重になることを回避して取引を行うことができるわけです。。

利益を上げ続ける3つポイント
1:市場および通貨の特性に関する外国為替の知識
2:ファンダメンタルおよびテクニカル両方の観点から相場価格を予測する分析能力
3:リスクをコントロールして利益を残すマネーマネジメント能力

勉強すれば1と2は学ぶことができますが、3の力は経験を通してでしか学ぶことができません。

2:「利確」と「損切り」のコツ

「利確と損切り」のポイントを最初に設定し、必ず守る

ポジションを持つということは、利益への期待もあるものの、先ほども言ったように資金を失うリスクもあるということです。

相場予測の精度が100%だったらいいのですが、それは100%不可能です。

銀行間で為替取引を行うプロのディーラーでさえ、勝率は約60%程度だと言われています。

相場というのは上昇か下降しかしないため、もともとの確率は50%ですが、専門家でさえ10%を上乗せするのがやっとなわけです。

とはいえ、中には勝率90%を叩き出す投資家もいます。

それでは、勝率60%の投資家と90%の投資家、最終的に利益を残す合理的な投資家はどちらでしょうか?

もちろん状況にもよりけりですが、勝率60%の投資家のほうが資金を残す可能性があります。

なぜなら勝率が90%以上の取引をしている投資家のほとんどは、マネーマネジメントが適切に行われていない傾向にあるためです。

10回トレードして9回勝ったとしても、残りの1回ですべての資金を溶かすようでは何の意味もありません。

相場価格が予想に反して逆方向に移動し、評価損が膨らんだとしても、じっと待ち相場が反転するのを待てば、決済ベースで勝率90%を超えるのはけっこう簡単です。

ただし、相場価格が許容できないレベルまで後退すると、すべての資金が吹き飛ばされ、さらにマイナスになる可能性があります。

逆に、勝率たとえが50%であっても、勝った1回当たりの平均利益率が平均損失率よりも大きければ、合計はプラスになります。

相場に「絶対」がない限り、予想が外れることは必ず発生します。

また、予期しない出来事は重大な損失を引き起こす可能性もあります。

このような状況下で総利益を上げるためには、各取引の目標水準(利確水準)と損切り水準を事前に決定しておくことです。

評価損は誰もが嫌いますが、評価損が出ている以上は「相場」の見方に何らかの誤りがあったことを意味しますので、その状態でポジションを維持することは非常に危険です。

また、株式投資の場合のように投資額=取引額の場合、損失が発生してもいわゆる塩漬けでそのままにしておくことができますが(とはいえ塩漬けは絶対にやってはいけない行為)、外国為替証拠金取引の場合は、元の金額を利用してより多くの取引を行うため(レバレッジ)、市場の変動による損失が証拠金額を超える場合があります。

そのため、利確と損切りのカットポイントを最初に設定することにより、致命的な損害を常に回避し、合計をプラスにするという考えを持つのが大切なのです。

そうすることで、取引の全体的なリスクが軽減され、収益を残す可能性が高まります。

損切りした後で、相場が逆転し、時には悔しい思いをすることもありますが、こればかりはどうする事もできません。

しかし長期的に見れば、損切りを行った方が総合的にプラスになるのは確実です。

それに損切りした後に相場が反転した際は、「どうして反転したのか?」という理由を確認することで、また次の取引に活かすことが出来ますが、損切りしなかった場合は投資資金を一度に失って、市場から脱退しなければならない状況になりかねません。

市場予測の精度を高め、50%から60%、70%といったように勝率を上げる努力は重要ですが、それでも30~40%は損が出るものという意識は必ず持っておくべきでしょう。

投資で重要なのは利益率であり、勝率ではない
間違ったマネーマネジメントを行った場合、すべての利益は1度の取引で吹き飛ぶ可能性があり、資金がゼロどころかマイナスになる危険性もありますが、適切なリスクコントロールを行い常に利益を上げれば、着実に資産が形成されていく。

さて、本日はここまでです。
続きは次回にさせて頂きます。

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現役インフォプレナー「Jill」

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